星の欠片の物語、考察 -フォルダ1編-

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『星の欠片の物語、ひとかけら版』の考察、フォルダ1編。

これは「Ver1.08」時点のものです。

※ネタバレが含まれるため、クリア後に読むことを推奨します。

※また、同社の作品(ANOSシリーズ)のネタバレはありません。

フォルダを読み解く、

このゲームをクリアした方なら、フォルダの内容が気になるかと思います。

いったい、あれはどういう意味だったんだと。

ここでは、それを読み解くことが目的です。

 

 

どのフォルダについて考えるべきか、

フォルダのタイトル一覧です。

ここからフォルダをいくつかに絞ります。

 

  1. 『侵食に必要な物は歪み、』
  2. 『影と置き場所』
  3. 『通電しない時は』
  4. 『竜吐水取扱説明書』
  5. 『代償と交換条件、』
  6. 『電圧スイッチ』
  7. 『樹脂の研究』
  8. 『天秤のバランスについて』
  9. 『水受けの天秤移動方法』
  10. 『問題と対処、』
  11. 『アンカーの端子交換について』
  12. 『歪みの薄さ、』

 

一覧を見たときに気づいた方も多いと思いますが、

各フォルダのタイトルの最後に「、」が付くものと付かないものがあります。

 

付かないものは全て、装置と物体の説明です。

 

「、」が付くフォルダは1・5・10・12番の4つ。

なにやら意味深なことが書かれていますね。

なので、1・5・10・12番のフォルダに絞ってみようと思います。

 

それでは、1番のフォルダを見ていきましょう。

※5・10・12番は別のページで!

 

 

フォルダの1番を読み解く、

フォルダの1番がどんな文章だったか、覚えていない方も多いと思います。

とりあえず、書き出したので読んでみましょう。

 

『侵食に必要なものは歪み、』

『侵食』の為に最も相性のいい燃料は『歪み』である。

 

歪みとは、本来の場所に収めようとしても、どうしてもはみ出してしまうやっかいな部分の事を言う。

しかしそうであるからこそ、それが変換された時のエネルギーは大きい。

 

この結論にたどり着く迄に随分と多くの時間と資源を無駄にする事になってしまった。

残されたリソースでつくる事の出来る装置は、現時点でひとかけらが限界となる。

 

後はこの装置で目的を達するに足るだけの燃料が集まる事を祈るしかない。

一見存在しない様で強固に存在する壁を越える為の手段は、これしかないのだ。

 

『侵食』や『歪み』など、独特なキーワードが出てきます。

一度読んだだけでは、疑問だらけですね。

 

作中のヒントから意味を考えていきましょう。

 

 

歪みとは何か、

フォルダ1のタイトルにもあるように、歪みとは侵食に必要なものです。

侵食については、あとで触れますね。

 

フォルダ1の内容から……

歪みとは、はみ出してしまう厄介な部分のこととあります。

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ゲーム内で装置にブロックを差し込んだことがありました。

(正確には、星間移動装置の起動用ソケットに通電用ブロックを差し込んでいます)

 

画像を見れば分かると思いますが、装置からブロックがはみ出ています

この部分が歪みであるはずです。

 

 

フォルダ1の続きで、「それが変換された時のエネルギーは大きい」とありました。

つまり、この歪みはエネルギーに変換されます。

 

では、ブロックを差し込んだ後のことを思い出してみましょう。

スイッチを押すことで「星の核」から「星の欠片」へと移動することができましたね。

このことから、歪みがエネルギーに変換され、装置が作動したと考えられます。

 

 

上記に対する反論として、

ブロックが最初から光っていたため、バッテリーのような物が内蔵されていた

という考え方があります。

 

しかし、以下の4点からそれを否定します。

  1. ブロックは少女がかかえて運ぶことができる大きさである
  2. レバーを下げて動かした大きい発電機(?)と、同様の能力が必要となる
  3. プレイヤーの助けが来るまで、どれくらい時間がかかるのか不明である
  4. ある程度の時間、星間移動装置を起動し続ける必要がある

以上から、ブロックにそこまでの能力があったとは考えにくいです。

 

そのため、ここでは……

『歪み』とは、はみ出してしまう厄介な部分を指し、エネルギーを生む動力源のこと

であると考えます。

 

 

装置とは何か、

フォルダ1の文章で、

「残されたリソースでつくる事の出来る装置は、現時点でひとかけらが限界となる」

とありました。

 

この装置とは、どの装置でしょうか?

 

考えるための材料が終盤にあります。

 

終盤に出てくる、もう一人の少女が、

「今構築できるたった1つの星の欠片だけでは、願いを叶える事は出来なかった」

と言っていました。

 

装置と星の欠片  

どちらも1つしか作れないため、同じ物を指しているはずです。

 

そうすると……

「残されたリソースでつくる事の出来る装置」=「今構築できるたった1つの星の欠片」

となるので、装置とは星の欠片のことであると考えられます。

 

 

侵食とは何か、

ようやく侵食ですね。

フォルダ1の続きを読んでみましょう。

 

フォルダ1には……

「後はこの装置で目的を達するに足るだけの燃料が集まる事を祈るしかない」

と続いています。

 

フォルダ1の最初に、燃料の説明がありました。

「『侵食』の為に最も相性のいい燃料は『歪み』である」と書いてあったので、

燃料とは歪みのことを指しています。

 

目的を達成するために、侵食に相性のいい歪みを集めていたので、

侵食が目的であると推測できます。

 

 

さらに続けて……

「一見存在しない様で強固に存在する壁を越える為の手段は、これしかないのだ」

と書いてありました。

 

「手段」が、星の欠片を使って歪みを集めることならば、

一見存在しない様で強固に存在する壁を越えることが目的です。

つまり、侵食のことを指しています。

 

なので、侵食とは一見存在しない様で強固に存在する壁を越えることである

と考えられます。

 

 

一見存在しない様で強固に存在する壁を越えるの意味、

どの壁でしょうか?

 

手掛かりとなるのは、終盤に出てくる少女の発言です。

 

「あなたが今居る場所と、あたしの居る場所は、違う世界だけれど、奇跡的に特異点が重なっているから互いを認識できている」

「それは、薄い板のような世界が2枚重なっている様な物よ」

 

プレイヤーのいる世界と少女のいる世界。

2つの世界が2枚重なっているようなもの、だそうです。

イメージ図で書くと以下のようになります。

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一見、何もないような気がしますが……

2つの世界の間に隔たりがあると想像できます。

 

それが「一見存在しない様で強固に存在する壁」の正体であると考えました。

(イメージ図の壁に当たります)

 

壁を越えると言うことは、こちらの世界に来るということです。

つまり、侵食は現実世界に来ることですね。

 

 

まとめ、

それでは、1番のフォルダのまとめです。

一部の内容を置きかえて、分かりやすくしてみました。

元の文章と比較すると、さらに分かりやすいと思います。

 

『向こうの世界に行く為に必要な物は歪み、』

向こうの世界へ行くのに最も相性のいい燃料は『歪み』である。

 

歪みとは、本来の場所に収めようとしても、

どうしてもはみ出してしまうやっかいな部分の事を言う。

しかしそうであるからこそ、歪みが変換された時のエネルギーは大きい。

 

この結論にたどり着く迄に随分と多くの時間と資源を

無駄にする事になってしまった。

残されたリソースでつくる事の出来る星の欠片は、

現時点でひとかけらが限界となる。

 

後はこの星の欠片で、向こうの世界に行くのに必要な歪みが

集まる事を祈るしかない。

向こうの世界へ行く為の手段は、これしかないのだ。

 

以上、フォルダ1編でした。

 

 

フォルダ5&10編はこちらから。

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