星の欠片の物語、考察 -フォルダ5&10編、後半-

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『星の欠片の物語、ひとかけら版』の考察、フォルダ5&10編の後半。

※現在、作り直す前のものをそのまま掲載しています。

※また、同社の作品(ANOSシリーズ)のネタバレはありません。

続・フォルダ10を読み解く、

後半です。

引き続き、フォルダ10を読み解いていきます。

 

存在が秘匿される、

「誰かから助けを借りようにも、世界の果てに置かれ、

砕けると同時にその存在が秘匿される以上、それは期待出来ない。」

砕けると存在が秘匿される、とは何なのか?

 

 

これについて、少女は次のように発言しています。

「星は砕け、機能を失ってしまった」

「そしてその御蔭でこの場所を誰も特定する事が出来なくなってしまった」

※一部省略しています。

 

「音声再生可能な台本データ」にもヒントが載っています。

物語概要に以下のように書いてありました。

「砕けて力を失ってしまった星からは、

脱出する事も他者から認識して貰う事も出来ない」

 

 

ほとんど、そのままですが……

星が砕けて機能を失うことで、他者から認識されなくなるようです。

 

 

特異点

「使った者の座標軸がこの特異点と重なってさえくれさえすれば、

ここに繋げる事が出来る筈だ。」

使った者とは『別の世界を覗き見る装置』を使ったプレイヤーのこと。

そのプレイヤーが最初に覗き込んだ場所が、特異点であると言えますね。

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フォルダ10は以上です。

しっかり読み解くと、意外とシンプルな気がします。

残るはフォルダ5の後半のみ!

 

 

フォルダ5を読み解く、後編、

踵を返す者、

「踵を返す者を引き止める仕組みは用意していない。」

 

踵を返す者は、文字通り…… 

別の世界を覗きこむのをやめようとするプレイヤーのことです。

 

その者を、引き止める仕組みを用意していないので……

いつでもプレイヤーはやめることができます。

 

 

これを構成する材料、

「これを構成する材料は人の行動後の残留物を混ぜ合わせた上での再利用。」

 

「これを構成する材料」の意味から探ります。

フォルダの作成者が作ろうとしている物と言えば、星の欠片しかありません。

 

続けて「人の行動後の残留物」について。

「人」は、おそらくプレイヤーなので、

そのまま、プレイヤーが行動することで発生する謎の残留物とします。

 

以上から「星の欠片を構成する材料は、

プレイヤーが行動した後の残留物を混ぜ合わせた上で、再利用したもの」です。

 

 

最低限の退出料、

「最低限の退出料は必要だが、踵を返す者を引き止める仕組みは用意していない。」

 

次に「最低限の退出料」について考えます。

 

「退出料」という言葉の意味から考え……

プレイヤーがやめる際に、何かを支払させたいのではないかと推測しました。

 

星の欠片を作るために、残留物を集めているのであれば……

退出料は、プレイヤーの行動によって発生した残留物であると考えられます。

 

 

フォルダ1の内容も含めて考えると、最低限の退出料とは、

星の欠片で集められる歪みが足りなかった時のために、

星の欠片の材料をプレイヤーに支払ってもらうことと言えますね。

 

 

試行錯誤の幅、

フォルダ5のラストです。

「統一感はいささか失われてしまうが、

そうであるが故に訪れた者への試行錯誤の幅を無数に用意する事も出来る。」

 

これを考察する上で、重要なことがあります。

 

 

終盤に出てくる、もう一人の少女が

「この様な接点のある世界は、

『別の世界を覗き見る装置』を使った人の数だけ発生する」と言っていました。

 

つまり、プレイヤーの数だけ並行世界が存在します

 

プレイヤーの行動も様々になるのが、統一感が無くなってしまう理由です。

試行錯誤できる幅を無数に用意できる理由にもなっています。

 

 

まとめ、

フォルダ1と同じように、分かりやすく変換したバージョンを用意しました。

フォルダ5・10の順で、続けて紹介します。

 

それではフォルダ5から。 

『人格の分割と再統合の代償と交換条件、』

人格が一旦は分割されるとはいえ、

再構成の過程で目的の人格を捨て去ることが出来るのであれば、

(砕ける前の)星に身を差し出すのに十分な理由足り得る。

 

これは犠牲でもなければ生け贄でもなく、交換条件である。

 

無論、人格が分割された状態で自らを元に戻す(再統合する)事が叶わず、

そのまま星の核に取り残される危険は否定しない。

当然ながら再統合された人格が前と同じである保証はない。

 

人格の再統合の過程で本来の目的ではない人格が選出され、

取り除かれる可能性も否定できない。

リスクは掲示してある。

 

最低限の退出料(プレイヤーが行動することで発生する残留物)は必要だが、

こちらの世界を覗くのをやめようとするプレイヤーを、

引き止める仕組みは用意していない。

 

星の欠片を構成する材料は、

プレイヤーの行動後の残留物を混ぜ合わせた上での再利用したもの。

並行世界が存在するため、プレイヤーの行動の様々で、

統一感はいささか失われてしまうが、

並行世界があるが故に、

プレイヤーへの試行錯誤の幅を無数に用意する事も出来る。

次にフォルダ10です。

『人格の分割の過程で発生する問題と、その対処、』

分割の過程において、

人格を再統合するために、仕組みを動かして行動すべき人格(を持つ少女)

に記憶と知識と知恵が殆ど残らない事が分かった。

 

このままでは、自らの行動によって、人格を再統合するための、

欠片を元に戻す行動を取る事が出来なくなってしまう。

この世界の誰かから助けを借りようにも、世界の果てに置かれ、

砕けると同時に(機能を失って)星の存在が秘匿される以上、

それは期待出来ない。

 

そのため、『別の世界を覗き込む事が出来る装置』の仕組みをつくる事にした。

無論、向こう側へ行くことさえ出来ていないのに、

別の世界を覗き込む仕組みを直接送ることは出来ないが、

その仕組みがある事を知らせる事は出来る。

 

別の世界を覗き込むことが可能である事が分かっているのなら、

必ず『別の世界を覗き込む事が出来る装置』をつくって広める者が現れる。

使った者(プレイヤー)の座標軸がこの特異点と重なってさえくれさえすれば、

こっちの世界の特異点に繋げる事が出来る筈だ。

フォルダ2つ分ということもあり、長くなったため、2本立てとなりました。

以上、フォルダ5&10編でした。