ららマジ 第六幕の元ネタ解説

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元ネタ解説、第六幕『学園天国』。

今回の解説は西村悠氏の代表作『夏空のモノローグ』のネタバレをがっつり含みます。

ご注意ください。

(注:西村悠氏は『ららマジ』で構成・メインシナリオを担当している方です)

楽曲と台本の『学園天国』

第六幕のタイトルはフィンガー5の『学園天国』。

冒頭の「Are you ready?」「yeah!」で始まり、ヘーイヘイヘイヘーイヘイの掛け声で始まる曲です。

あいつもこいつも あの席を

ただ一つ ねらっているんだよ

このクラスで一番の 美人の隣を

学園天国

おそらくどこの学校でも行なわれるであろう恒例行事、席替え。

気になるあの人が隣になるか否かで、今後の学校生活が左右される一大イベントです。

そこでのドキドキとした感情が歌詞に込められていました。

 

作詞は第三幕で紹介した山本リンダさんの『どうにもとまらない』と同じく阿久悠さんが担当しています。

カバー曲の中では、小泉今日子さんが有名ですね。

他にも、映画『ウォーターボーイズ』で劇中の挿入曲として使われていました。

 

さて、この『学園天国』が第六幕ではどのように使われたのかといえば......

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夢世界に出てきたさくら先輩作の台本のタイトルです。

 

さくら先輩がヒロインで、チューナーにホニャと、調律に同行してきた結菜先輩にも役が割り当てられていました。

夢世界の台本パートをざっくりおさらい。

  • 朝、遅刻寸前のさくら先輩が不良の転校生役であるチューナーと衝突。
  • 放課後に、チューナーがネコ役の結菜先輩にエサをあげているのをさくら先輩が目撃。
  • さくら先輩達は通りがかった不良の親分役のホニャに絡まれ、子分役のノイズから逃げることに。
  • 追いかけてくる不良から逃げ切った2人は学校の教室へ。

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遅刻少女にぶつかる少年、ネコにエサをあげる不良。

さくら先輩の好きな少女漫画によくあるテンプレですね。

 

その後、教室に着いたさくら先輩は台本にないセリフを口にしていました。

自由であることに戸惑いを感じる性格で  

将来の可能性に興味は無いけど、この先に不安を覚えてしまう。

不安を払拭するため、学園の規則に従ってさえいれば、将来は保障されるから……

ずっとルールの中にくるまっていたいの。

だからこそ、さくら先輩にとって学園が天国みたいな場所なんですね。

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さくら先輩の、日々の積み重ねを大切にする姿勢。

この根本にあるのは、将来に対する不安を取り除きたいという気持ちです。

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(画像はイベント『ホニャと恋のラビリンス』より)

見えない未来とは対照的に、分かりやすい展開のおかげで、少女漫画は話の先を読むことが出来ます。

そんな不安を払拭してくれる安心感が、さくら先輩がベタな話を好む理由なのかもしれません。

 

しかし規則に縛られていては、生きづらさを感じて窮屈になります。

規範と自由の間で揺れ動くさくら先輩。

その感情が夢世界にも表れていて  

『脚本・演出:さくら』による物語は、台本には無い展開を迎えます。

 

 

ヒュアキントス~ギリシャ神話でBL~

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突如、現れた謎のイケメン!

ジャンルが変わって、チューナーとイケメンのBLに!

 

そのイケメンの正体はディスコードのヒュアキントスでしたね。

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ヒュアキントスはギリシャ神話に出てくる美少年です。

第四幕『マイフェアレディ』のディスコード・ピグマリオンと同じく、詩人オウディウスの『転身物語』に物語が載っています。

 

美少年のヒュアキントス♂は、ゼウスの息子であるアポローン♂の恋人です。

ある日、2人は仲良く円盤投げを楽しんでいました。

しかし、アポローンの投げた円盤がヒュアキュントスの頭部に激突、彼は息を引き取ってしまいます。

アポローンは嘆き悲しみ、彼の死を忘れないようにと、溢れ出た少年の血から花を作りました。

悲しみの象徴である深い青色をしたその花には、少年の名が付けられます。

ヒヤシンス(ヒュアキントス)と呼ばれる花ですね。

 

ギリシャ神話内でもヒュアキントスはイケメンで、アポローンとBLしていました!

 

ちなみにヒュアキントスは英語でHyacinth、植物のヒヤシンスと全く同じ綴りです。

ヒヤシンスはギリシャ人にもっとも美しい花とされていました。

それ故に、美少年のヒュアキントスと関連付けているのでしょう。

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ヒヤシンスwikipediaより引用*1

しかし現在、ヒュアキントスの血から作られた花は、ヒヤシンスではなくラークスパーやアイリスなどの別の植物であったとされています。

 

また、ディスコードは木の姿でしたが……

ヒュアキントスがギリシャ先住民族に植物神として信仰されたことに由来します。

 

 

アポローンの竪琴

ヒュアキントスの恋人であり、ゼウスの息子にしてオリュンポス十二神の一柱であるアポローン

さくら先輩の技名になっていました。

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ホメロス作の長編叙事詩イーリアス』で、アポローンギリシャ兵を次々と倒した「遠矢の神」とされています。

 

それに加え、アポローンは音楽と詩歌文芸の神でもあり……

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ナポリ国立考古学博物館のファルネーゼコレクションより)

上の画像のように、古代ギリシャの竪琴(たてごと)を手に取った姿が見て取れます。

 

さくら先輩の扱う楽器もハープであり、武器としては弓矢です。

これらはアポローン関連のものですね。

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(画像はイベント『器楽部PR作戦』より)

第六幕の夢世界とギリシャ神話、どちらもBLが絡んでいました。

実は、BLが関与するものが第五幕にもありまして……

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やはり彼女の影響が!?

 

 

車輪の下、再び

第五幕の解説で再三に渡り引用した小説。

結菜先輩が百花部長に貸したお気に入りの一冊。

ヘッセの『車輪の下』ですね。

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(第五幕『ある晴れた日に』より)

この中にもBL要素があります。

 

時期は、主人公の少年ハンスが神学校に入学後、しばらく経ってから。

神学校の寮生たちには部屋が割り当てられていました。

ハンスはヘラスの部屋に所属し、他には9名の同級生がいます。

 

同室だったハイルナーとオットーが部屋で喧嘩し、ハイルナーが出て行きました。

喧嘩を見ていたハンスは、ハイルナーを心配して探しに行きます。

 

問題のシーンは、ハンスがハイルナーを見つけたところです。

ハンスが歩み寄って窓のところに立ち止まっても、彼は何も言わなかった。

しばらく経ってからようやく、顔をこちらに向けずにしゃがれた声で尋ねた。

「どうしたんだ?」

「ぼくだよ」ハンスはおずおずと言った。

「何がしたいんだ?」

「何も」

「そうかい。じゃあ、またあっちに行くがいいさ」

ハンスは傷つき、本当に立ち去ろうとした。

するとハイルナーが彼を引き止めた。

「待てよ」と彼はわざと冗談めかした口調で言った。

「そういうつもりじゃなかったんだ」

二人は互いに見つめあい、おそらくはこの瞬間に初めて相手の顔を真剣に眺めて、その少年らしいすべすべした顔の背後に独自の個性を備えた特別な人間の生が潜んでおり、それぞれ特徴のある特別な魂が宿っているのだ、と想像しようとしていた。

ゆっくりとヘルマン・ハイルナーは腕を伸ばし、ハンスの肩をつかんで自分の方に引き寄せたので、二人の顔はすぐ間近になった。

それからハンスは不思議な衝撃とともに、相手の唇が自分の口に触れるのを感じた。

車輪の下、第3章より)

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以上、ハンスとハイルナーのキスシーンでした。

 

さくら先輩のBL好きが結菜先輩の影響だとは言えませんが、第五幕の『車輪の下』が第六幕に少なからず関連していそうです。

なぜならば……

 

 

ちょっと似ている同行者たち

第六幕の結菜先輩の発言で、少し気になるものがありました。

何度も学校で、あなたの姿を見かけているのですが  

ああ、窮屈そうだな。

きっと生きてて面白そうなことなんてなにもないんだろうなって思って。

それは、ちょっと前の私も同じだったなって。

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以前の結菜先輩はさくら先輩と似たようなところがあったと言っていました。

 

これは2人の心の傷を指しています。

結菜先輩は親に心配をかけないように、「いい子」であろうとして  

さくら先輩は将来への不安を拭うために、規範を守ろうとして  

自分の気持ちを抑えることで、2人は似たような「生きづらさ」を感じていました。

 

このように第六幕のヒロインと同行者の心の傷には共通点があります。

実は、ヒロインと同行者の同じ関係が第三幕と第四幕にも見られました。

 

【第三幕】

  • 橋本ひかり:男性恐怖症。演奏時に男性の視線を気にしていた。
  • 結城菜々美(同行者):あがり症。演奏時に観客の視線を気にしていた。

 

【第四幕】

  • 瀬沢かなえ:田舎者ゆえに都会の人と比べることで劣等感を感じていた。
  • 九条紗彩(同行者):音楽の才能に恵まれず、身近にいた天才と比べることで劣等感を感じていた。

 

第三幕の2人が人の視線から感じた不安や恐怖。

第四幕の2人が抱えるコンプレックス。

2つの幕で、心の傷の共通点があります。

 

その第三幕・第四幕に関して、西村氏のインタビューにこんなことが書かれていました。

西村氏:ひかりとかなえのストーリーとなった第3幕・第4幕の枠って、最初は菜々美と紗彩のサブストーリーに使われる予定だったんですよ。

でも途中から、全キャラ平等に扱って、彼女たちがちゃんと愛されるようにしようという方針に変わったので、その枠を使ってひかりとかなえのストーリーが作られました。

シナリオ担当・西村悠&A-1 Pictures担当者インタビュー(インサイド)より

第三幕と第四幕は同行者だった菜々美と紗彩のサブストーリーの予定だったようです。

同行者との心の傷に見られる共通点が、サブストーリーとして計画された影響によるものならば……

第六幕も同じように、当初は第五幕のサブとして考えられていた可能性があります。

車輪の下』で見られたBL要素も、その一端だったのかもしれませんね。

 

 

副部長と、大切な人と、バス停にて、

第六幕の終盤で、さくら先輩が自由に過ごすことの大切さを知るきっかけが描かれていました。

私の場合、器楽部と初めて関係を持ったのは。

うん、そう……とあるバス停。

バスに間に合わなくて、遅刻しちゃいそうなときに  

器楽部のメンバーのひとりに出会った。

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(画像はイベント『春を告げる音』のドレスストーリーから)

さくら先輩がバス停で結菜先輩と初めて出会ったときの思い出ですね。

これが器楽部に誘われる契機となった出来事でもあります。

 

西村悠氏の代表作『夏空のモノローグ』。

この作品にも、バス停で副部長が大切な人と初めて出会うエピソードがあります。

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夏空のモノローグのあらすじから紹介!

舞台は海にほど近い田舎町、土岐島市。

主人公・小川葵はいつもと同じように過ごしていた。

平凡な風景の中にそびえ立つ、超高層建築物『ツリー』。

30年前に突如現れ、にわかに全国を騒がせたそれも、

今やただ寂れた観光資源に過ぎない。

そんな中、葵の所属していた科学部は廃部が決定。

面々は連れ立って廃部前日である、7月29日。

『ツリー』観測へと赴く。


その日、その時、その瞬間  


『ツリー』は歌いだし、
  7月29日は、ループを始めた。

(夏空のモノローグ、ストーリーのあらすじより)

『夏空のモノローグ』はループ物の作品。

乙女ゲーなので、当然ながら、本作の主人公である小川葵は女性です。

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主人公・小川葵は1年前に起きた原因不明の事故により記憶を喪失しています。

記憶喪失前の自分を知っている人から、以前の自分を求められているように感じ、次第に他人との交流を避けるようになりました。

その後、科学部の顧問をしている先生をきっかけに科学部へと入部します。

 

本作は7月29日という1日を繰り返すループ物ですが……

このループを、主人公が所属する科学部のメンバー+1名だけが認識しています。

このことからも分かるように、物語は「科学部」が中心です。

 

そして科学部の副部長が彼ですね。

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木野瀬一輝。

主人公と同じく、16歳の高校2年生。

しかめ面で無愛想なため、周囲に『怖い人』という誤解を生みがちですが、本当は気遣いのできる優しい心の持ち主です。

 

見た目が不良っぽい彼ですが……

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大のネコ好きです。

 

夢世界の台本にあった「不良がネコにエサをあげる」は彼がモデルかもしれませんね。

ちなみに第六幕内でさくら先輩がネコ缶を持っていたことに対し、ホニャがツッコミを入れていました。

それに似たやり取りも『夏空のモノローグ』で行なわれています。

 

他にも第六幕の作中で「モノローグ」というセリフが3回も出てきます。

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明らかに作品のタイトルを意識して書いていますね。

 

さて……

バス停で副部長が大切な人と初めて出会うエピソードについて。

ららマジ的には、バス停はさくら先輩が結菜先輩と出会った場所でした。

『夏空のモノローグ』の木野瀬ルートにおいて、バス停はもっとも重要な場所になっています。

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このバス停は記憶喪失前の小川葵と木野瀬君が初めて出会った場所です。

そこで木野瀬君は彼女に一目惚れをして、彼からのアプローチにより彼女と付き合うようになります。

 

その後、2人で超高層建造物『ツリー』を見に行く約束をして  

1年前のツリー広場で、小川葵は記憶喪失するのです。

 

記憶喪失になった原因は自分にあると、木野瀬君は責任を感じ、記憶喪失後の彼女の前から姿を消しますが……

偶然、彼女が科学部に入部することで再会します。

 

 

再会してからの彼の葛藤についてはららマジに関係ないので省略します。

ちなみに木野瀬ルートは筆者が涙を流しながらプレイしていたため、記事でネタバレしたくなかった部分になっています。(修正前の記事でカットした原因ですね)

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『夏空のモノローグ』はPS2PSPの他に、iOS&Andoridでプレイ可能!

好評配信中です!!

 

 

来るべき明日へのモノローグ

『夏空のモノローグ』のネタは、バス停以外に重要なものがもう1つあります。

「さくら先輩の心の傷」に関するものです。

 

器楽部に入る前のさくら先輩は、学園の規則やルールを遵守することにこだわっていました。

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それは守るべき規律であり、将来に向けて必要な努力であると、さくら先輩は考えています。

しかし、学園を卒業するのが不安とも言っていました。

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来るべき明日へ向けて頑張っているはずが……

努力の方向性が「人生を良くするため」ではなく、「明日を迎えるのが不安で仕方が無いから」であるようにも見えます。

 

第六幕『学園天国』で描かれた救いは、台本通りに進まずに展開されたチューナー君とイケメンのBLがきっかけになっています。 

それが器楽部を彷彿させ、振り回されるさくら先輩がすごく楽しく思える日常でした。

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「自由であること」に不安を覚えていたさくら先輩は、器楽部との出会いによって「自由であること」を悪くないと思えるようになります。

 

 

あらゆる規則やルールを守り、常に自分が規範から外れていないか意識をする。

社会や組織が健全であるために、ルールを守るのは必要なこと。

高い規範意識があれば、人生や将来が保障されるはず。

これがノイズに呪われたさくら先輩が持っていた考えです。

 

しかし規範に囚われれば、人生の冒険や楽しみを経験し損なうかもしれません。

規範のために自分の気持ちを曲げることもあるかもしれません。

それはきっと窮屈で息苦しいことです。

 

自身の気持ちに嘘を付いて、生きづらさを感じるのは結菜先輩にも共通する部分でした。

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本来のさくら先輩の性格は、もっと『柔軟』。

ノイズの影響下では、規範と自由のバランスが規範側に偏っています。

調律後のさくら先輩は規範と自由の釣り合いが取れている状態(=柔軟)なので、規範を守りながらも、自由を謳歌して楽しむことが出来ていたのですね。

 

その自由が楽しめるようになったきっかけが、結菜先輩に誘われた器楽部であり、バス停でのエピソードでした。

さくら先輩が不安を感じていた将来に、期待も混じっていたんだと気付かされた出来事ですね。

 

 

話を戻して、『夏空のモノローグ』です。

本作はループ物。 作中では7月29日を繰り返しています。

それは超高層建造物『ツリー』が引き起こしていました。

タイムマシン理論の1つである「ティプラー・シリンダー」を模した巨大な円筒型の建造物、それがツリーの正体です。

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(画像は『夏空のモノローグ』より)

しかし、ここで重要なのは「ループを起こした機械」ではなく、「ループを起こす引き金となった原因」の方です。

 

記憶喪失の主人公・小川葵は科学部を心の拠り所としていました。

そして来るべき明日である7月30日は科学部の廃部の日。

小川葵は科学部の廃部を恐れて、7月30日が来ないことを祈ります。

小川葵の「明日を迎えるのが不安である」という気持ちに『ツリー』が共感(共鳴)したことがループ発生の原因でした。

 

彼女はループする日々の中で、科学部の面々と関わっていきます。

その中で彼女が明日へと踏み出す勇気を貰うことで、ループから脱出しました。

 

『夏空のモノローグ』には、不安を乗り越えて明日を望めるようになる想いが込められています。

余談ですが、『夏空のモノローグ』において重要な明日である7月30日、その日は西村悠氏の誕生日です。

 

 

第六幕のタイトルの元ネタ、フィンガー5の『学園天国』にも同じものが隠されていました。

『学園天国』の歌詞には「席替えに夢を膨らませる気持ち」が詰め込まれています。

言い換えれば、それは「席替え後の学園生活を楽しみにする少年の冒険心」で  

「これからの学園生活には不安だけでなく期待もあるんだ」というメッセージに他なりません。

 

期待と不安は似ています。

約束された明日が無いということは、なんでもできるはず!

それが自由ですね。

 

さくら先輩が自由であることも悪くないと思えたきっかけも同じ。

器楽部に振り回される日常の中で、「先の見えない楽しさ」を知ったからですね。

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ちなみに、さくら先輩のホーム画面でのセリフ『今日はきっと、いいことあるわよ!』。

これは『夏空のモノローグ』を代表するセリフ『泣くな。明日はきっといい日だから』が元になっています。

 

と言うわけで……

『夏空のモノローグ』と第六幕『学園天国』のテーマは同じものでした。

どちらも「明日に不安を抱えた者が前へと進む物語」です。

 

さらに、フィンガー5の『学園天国』で見出されたメッセージも同じ。

これらすべてが「明日に不安を抱えた者が前へと進む勇気や元気」になっていますね!

 

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