星の欠片の物語、ひとかけら版 考察2の補足、フォルダ12編

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『星の欠片の物語、ひとかけら版』考察2の補足、フォルダ12編です。

※同社の作品(ANOSシリーズ)のネタバレに関する部分は伏せてあります。

フォルダの12番を読み解く、

最初に読み解くフォルダを、1・5・10・12に絞りました。

フォルダ1・5・10を読み解いてきたので、残っているのは12番のみとなります。

 

このフォルダは見逃しやすいため入手出来なかった方も多いはず。

なので、そのまま載せておきます。

▼『歪みの薄さ、』

この世界とあの世界で仕組みの存在を周知した段階で、致命的な問題が発覚した。

仕組みで取り出せる歪みの薄さである。

 

歪んでいて一見立体的に見えていたが故の誤計算。

侵食に必要な燃料として質量が足りない上、薄さ故に保存する為の枠組みから逃げ出してしまう。

 

おまけに元人格からの制御で抑え込まれていた『歪み』は『因果』に変わり、それまで押さえつけていた元の人格に復讐を図る。

砕ける欠片の数だけ人格も別れるという仕様のまま、結果的に欠片は1つしか用意出来なかった。

 

量を束ねて厚みを増すなどして、解決する手段があれば話は変わってくるかもしれない。

しかし問題解決の手掛かりすらない今、この仕組みはもう一段、人に見つからないように秘匿するしかない。

それでは上から順に見ていきましょう。

 

 

歪みを保存出来ない問題、

歪みとは、侵食に必要なエネルギーのことでした。(フォルダ1参照

「この世界とあの世界で仕組みの存在を周知した段階で、致命的な問題が発覚した」

ここの仕組みはフォルダ10で触れたように『VR』のことですね。

 

「仕組みで取り出せる歪みの薄さである。

歪んでいて一見立体的に見えていたが故の誤計算」

どうやら星の核に欠片を戻すことで得られる歪みが想定よりも薄かったそうです。

フォルダの作者は「歪み」を立体的な  厚みのあるものと勘違いしていました。

実際の「歪み」は薄っぺらい形状です。

 

「薄さ故に保存する為の枠組みから逃げ出してしまう」

「枠組み」は歪みを保存するための入れ物(保存容器)を指していますね。

 

「量を束ねて厚みを増すなどして、解決する手段があれば話は変わってくるかもしれない」

「歪み」は束ねることで、保存容器から逃げなくなります。

当初の想定よりも多くの「歪み」が必要となりましたが……

量さえあれば解決しそうな問題です。

 

 

因果に関する問題、

歪みの薄さ以外に、もうひとつ問題がありました。

「元人格からの制御で抑え込まれていた『歪み』は『因果』に変わり、それまで押さえつけていた元の人格に復讐を図る」 

ここからは『歪み』と『因果』に関する仮説になります。

 

説明に入る前に……

ここから先はフォルダの作者を少女としています。

以前、人格を分割する前の少女がフォルダの作者であると話したためです。

 

まず最初にフォルダの作者自身が自分の身を使って、人格の分割と統合の実験を行なったと考えました。

そして実験中に、少女以外の他者の人格が統合されたと仮定します。

 

図のように、他者の人格が統合された部分は突出しますね。

フォルダ1より、『歪み』とは「はみ出してしまう厄介な部分」のことでした。

なので、その定義と一致しています。

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少女の人格を分割する前は、影響が小さいため、他者の人格は抑え込まれていました。

しかし、人格分割後は影響が大きくなり、他者の人格が主導権を持ちます。

よって自由に行動することが可能です。

 

『因果』には、悪行に対する報いという意味があります。

悪行が他者の人格を実験に使ったことならば、報いは他者の人格から恨まれることです。

当然、人格分割後は復讐しにきます。

それが問題となっていますね。

 

以上が、他者の人格を少女が統合した説です。

考えた説の中で最も矛盾が少ないものを紹介しました。

 

ちなみに少女を多重人格とした説の場合、元が自分であるため、歪みの定義と矛盾します。

 

フォルダ5で取り除きたい人格があると言いましたが……

この説が正しければ、それは他者の人格のことですね。

 

 

他者の人格について、(蛇足)

『あの、すばらしい  をもう一度』のネタバレが含まれます、ご注意ください。

▼他者の人格の正体

『あの、すばらしい  をもう一度』でANOSに意識を突っ込むシーンがあります。

その意識こそが他者の人格の正体なのではないかと想像しました。

 

最初から星の核にANOSの欠片が含まれていて、その中にあの意識があったとすると……。

人格の分割と再構成の実験を行なったフォルダの作者からは、訳のわからないまま意識(人格)が混じったことになります。

その場合、侵食を行なおうとする罪悪感から、謎の意識に対する呼び名を『因果』としたと思われます。

あくまで想像の域を出ないので、可能性の1つとして受け取ってください。

 

 

問題を解決した後で、

「しかし問題解決の手掛かりすらない今、この仕組みはもう一段、人に見つからないように秘匿するしかない」

歪みが足りない問題、因果に関する問題が解決してから必要になる仕組みとは何なのか。

現状、侵食する上で必要となる仕掛けなのではないかと推測しています。

 

 

まとめ、

いつものを載せます。

『歪みの薄さ、』

この世界とあの世界で、『別の世界を覗き込む事が出来る装置』の仕組みの存在を周知した段階で、致命的な問題が発覚した。

 

星の核に星の欠片を戻すことで、取り出せる歪みの厚みの薄さである。

(正確には、歪みから取り出せるエネルギーの厚みの薄さ)

 

歪んでいて一見立体的に見えていたが故の誤計算。

あの世界に行くのに必要な燃料として質量が足りない上、薄さ故に、保存容器から逃げ出してしまう。

 

おまけに、元人格からの制御で抑え込まれていた  他者の人格を統合した存在である『歪み』は、人格の分割によって自ら行動できる『因果』に変わり、それまで押さえつけていた元の人格に復讐を図る。

 

砕ける欠片の数だけ人格も別れるという仕様のまま、結果的に星の欠片は1つしか用意出来なかった。

歪みの量を束ねて厚みを増すなどして、解決する手段があれば話は変わってくるかもしれない。

 

しかし問題解決の手掛かりすらない今、向こうの世界へ行く仕組みは、もう一段、人に見つからないように秘匿するしかない。

フォルダ12は以上です。

 

 

考察2の補足、各フォルダ編は以上です。

現在、考察1・2・3を制作しています。(2018/11/16)