星の欠片の物語、ひとかけら版 作中の設定から脱出方法を予想する

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『星の欠片の物語、ひとかけら版』の続編を予想する内容です。

『ストーリーについて考察する』を読んだことを前提に書いています。

ご注意ください。

THE・侵食、

今更かもしれませんが、『侵食』の意味から。

『侵食』とは、「一見存在しない様で強固に存在する壁を越えること」であり、「現実世界に行くこと」を表していました。

で、『侵食』をどのようにゲーム上で表現するのか、それを考えるのが今回の記事の目的です。

 

例えば、家庭用の3Dホログラムがあったら、投影して少女を召喚できたかもしれません。

あったら欲しいところですが……現実的ではないですし、そもそもVRを活用していませんね。

 

何もヒントがない状態で考えても妄想が広がるだけです。

ゲーム内から手掛かりを探しつつ予想していきましょう!

 

 

ゲーム内の設定を掘り下げる、

本作はプレイヤーが『別の世界を覗き込む事が出来る装置』を使用して、異世界を覗いていました。

『別の世界を覗き込む事が出来る装置』。

計16文字、とても長いですね。

なので、ここからは『VR装置』と略します。

 

VR装置は異世界を覗くための装置で、現実世界との接点になっています。

とりあえず、その装置の設定から掘り下げましょう。

その為、『別の世界を覗き込む事が出来る装置』の仕組みをつくる事にした。

無論侵食さえ出来ていない向こう側にそれを直接送ることは出来ないが、このような仕組みがある事を知らせる事は出来る。

それが可能である事が分かっているのなら、必ずそれをつくって広める者が現れる。

(フォルダ10)

というわけで、プレイヤーが使用している『VR装置』は少女Oが仕組みを発案して、作られたものです。

もちろん、ゲーム内の設定として。

 

それから、VR装置には、少女とコミュニケーションを図るための機能も付いています。

実際に作中で、「フォーカスロック」を使ってオブジェを指定していました。

 

そのフォーカスロック機能は作中の冒頭で使えるようになります。

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これはフォーカスロックを使えるようにしたシーンです。

さっき引用したフォルダ10にもありましたが、VR装置の仕組みは少女Oが作ったものでした。

そのことを踏まえて考えると、フォーカスロック機能も意図的に少女Oが付けたものであると推測できます。

 

ところで……先ほどのシーンではつい胸に視線が行きがちですが、ここでは別のものに注目して頂きたい。

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少女の手です!

両手でプレイヤーのVR装置を押さえていますね。

プレイヤーが頭を動かすと、それに合わせて彼女も移動していました。

 

この手は……装置に触れているのでしょうか?

正直なところ、装置に対して物理的に触れているのか否かは分かりません。

ですが、プレイヤーがVR装置を被っていることを少女Aが認識していることは確かです。

そして、少女AはVR装置に干渉することが出来ます。

 

ちなみに、装置を被っていることを少女Aが認識しているのは、セリフからも分かります。

「一体どこで手に入れたかは知らんが、おんしは今被っている『どこかの誰かがつくった』『別の世界を覗き見る装置』を『その場所』で被ることによって、この、通常ではみつけられん世界を覗き見ることが出来ておるんじゃ」

「おんしは今被っている」がそれにあたりますね。

 

紹介したセリフで出てきた『その場所』について、少し掘り下げます。

使った者の座標軸がこの特異点と重なってさえくれさえすれば、ここに繋げる事が出来る筈だ。(フォルダ10)

セリフの『その場所』とは、フォルダに書かれている『特異点』のことです。

プレイヤーはVR装置を使うことで、『星の核に存在する、あの特異点』に繋がり、異世界を覗くことができました。

 

 

つまり、特異点』は、2つの世界を繋ぐ唯一の接点です

『侵食』を考える上で、いかにも重要そうな感じがしますね。

 

現実世界と異世界の繋がりを整理します。

  • 現実世界に居るプレイヤーがVR装置を使い、特異点を通して、異世界を覗いている。

 

現実世界に行くことが少女の目的なので、少女側から見てみます。

  • 異世界に居る少女は、VR装置を使用し、特異点を通じて覗いている現実世界のプレイヤーを認識している。

 

異世界の少女」⇒「特異点」⇒「VR装置を被った現実世界のプレイヤー」という関係。

さらに、少女AがVR装置に干渉することが可能という事実。

ん? これは、もしかしたら……。

 

・・・

・・

かちゃり。

 

 

侵食するということ、

『侵食』という言葉には、領土を侵食する以外にも、精神を侵食するという意味で使うことがあります

 

これまで話してきたとおり、世界の接点は特異点のみです。

そして、それはVR装置を経由してプレイヤーの頭部に繋がっています。

 

つまり、侵食とはプレイヤーの精神を侵食することなのではないかと。

彼女ならVR装置に、そのための機能をつけることが出来ます。

設定上も無理がありません。

 

これをゲーム上で表現するには、プレイヤーのコントロールを奪うことで実現可能です。

コントロールが奪われれば、プレイヤーが頭を動かしても、追従せずに視点が勝手に動くことでしょう。

あえて行動を制限することで、侵食を表現するのは、この作品らしいところですね。

『全てはVRの為の設定とシナリオとゲームデザイン』……納得です。

 

 

もし、この予想が当たっているなら、実際にそれを体験してみたいものです。

そのためにも、これを読んだ『あなた』が『あの世界を広める』ことに力を貸してくれることを願います。

 

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